ラケットを振る方向
ナツです♡
私は中学でソフトテニス、高校で硬式テニスに転向し、大人になったら両方やりましょうって提案してます。
ソフトテニスから硬式テニスに転向する場合、一番注意しなければならないことは何でしょう。
私は、ラケットを振る方向だと思っています。
硬式は、ラケットを振る方向とボールが飛ぶ方向が一致しません。
ソフテニ経験者は、これをなかなか理解できないんです
軟式は、人それぞれラケットの振り方に癖などあると思いますが、最終的にボールが飛ぶ方向にラケットを押して、ボールが飛ぶ方向を調節します。
これは、ボールがストリング面から離れるのが遅いからです。
しかし硬式は、ストロークやサーブでスピン回転(順回転)をかけるなら、ラケットを下から上方向に振っていかなければいけません。
スライスならば上から下です。
しかし、それがなかなか理解できないソフテニ出身者は、どうしても後ろから前にラケットを振る、つまりボールが飛ぶ方向にラケットを振ってしまいます。
ソフテニ出身の子が回転をかける方法として、ありがちなのは、ラケット面をものすごく伏せて、ストリング面をボールに対して斜めに当てて回転をかけようとするのです。
スピンがかかってないボールなら、ネットすれすれの速いボールが飛んでいくのですが、スピンがかかったボールを打つとボールが下方向へ飛んで行ってしまいます。
サーブも、ソフテニ経験者は、ラケットをボールに斜めに当ててスライスサーブになりがちなのですが、だんだんグリップが厚くなっていくと、だんだんサービスボックスにボールが落ちなくなって、入れるために弾道を低くしていって、ネットミスが増えます。
ストロークのスライスは、ラケットを上から下に振って、ボールの後ろにストリング面を当てないといけないところを、ラケットを後ろから前に、ボールが飛ぶ方向に振ってしまうので、どうしてもボールの下をこすってしまうのです。
ソフテニから硬式への移行する時に、両手バックハンドへの矯正を気にされる方が多いのですが、両手バックへの矯正は、それほど心配する必要はありません。
両手バックハンドは、基本的にスイングスピードは遅く、ボールが飛ばないので(フォアに比べればですね)それほど回転をかける必要はなく、スピンを少なめにフラット気味に打つだけでも、高校生レベルなら支障はないからです。
スピン少なめの両手バックハンドは、ラケットの振る方向とボールが飛ぶ方向が一致し、ソフテニ出身者も違和感なく習得できます。(ただ、バックハンドもラケット面を伏せすぎる子が多いので、それは注意してください)
それより、ボールに回転をかける時に、ラケットの振る方向とボールが飛ぶ方向が一致しないことを理解させることが、カギになると思います。
それさえ理解させれば、硬式打ちでないソフテニをしていた子でも、硬式への移行にそれほどの障害はないでしょう。
ナツでした(いつも字ばっかりで、すみません)