両式テニス

軟式・硬式どちらのテニスも同時に楽しむ新しいテニス理論

Sラケ

ナツですハート(トランプ)

前回ご紹介したスピンモンスター

ティーム99S 

肝心なSが抜けていたので訂正します。

SはスピンのS

私が、このラケットに呪われた最大の理由

それは、ストリンギングしやすいからです。

だって、横糸が標準の19本より4本も少ないんですよ。

ホームストリンギングを始めた、まだ未熟だった頃、この横糸を通すのが大変なんです。

私も今では流れるように編んでいけますが、初めは、特に横糸を通すのが上手くできませんでした。

硬いポリエステルなんて、もってのほかでした。

それが、4本も少ないと、目が粗くなって通しやくなりますし、時間も短縮でき、それに1本張るのに10メートルで済むので、とっても経済的です。

当時、このラケットを、私が大好きなフェデラー様が「これを使ったらみんなナダルになっちゃうよ」なんて言うものですから、私は、このラケットを

使いこなしたい

という強い意思があって、

このラケットは、素晴らしいラケット

と思い込みたかったのです。

すぐにゆるむというデメリットは理解していたつもりでした。

ホームストリンガーである私は、この頃から「毎回張り替えれば、デメリットではなくなる」と考えました。

それでも、数年は他のラケットと併用して使っていました。

素晴らしいラケットだと思い込みたかったのですが、数年使った結論は、

打感の変化が、激しすぎる

でした。

最初は、スイートスポットに毎回当てる技術がなくて、よくわからなかったんですが、ほんと、使ってるうちに、打感が変わっていくのです。

縦と横のガットの摩擦がすごいので、柔らかいナイロンはノッチができ、すぐにスナップバックしなくなります。

熱に弱いポリガットは、すぐに伸びてゆるんでしまいます。

やっぱり、テニスラケットは16✕19本が、ちょうど良いと思います。

ただ、この99インチというフェイス面積は気に入ってました。

100インチはちょっと、私に大きいんですよね。

98インチは、少し重いラケットが多い。

ティーム99Sは、304gとちょっと重めでしたが、4本ガットが少ないだけで、ずいぶん軽く感じます。

ナツでしたテニス