両式テニス

軟式・硬式どちらのテニスも同時に楽しむ新しいテニス理論

お兄ちゃん地区ベスト16(硬式テニス)

ナツです♡

 

昨日、軟式出身(中学でソフトテニス部)のお兄ちゃんが、硬式テニスダブルス高校1年生大会(参加者70組)に出場してベスト16でした。(本人は、ベスト4には入れると豪語してましたが、残念です)

 

この大会は、高校から硬式テニスを始めた1年生の試合経験を増やそうと企画されているもので、2年生や1年生でも県上位にランキングされている子を除いた大会でした。

 

見ていると、硬式テニスのジュニア上がりの子があまりいないので、中学ソフトテニスで活躍した子が上位に勝ち上がっているようでした。

 

でも、勝ち上がっていた子も、サーブこそコンチネンタルグリップで回転をかけていましたが、ボレーとストロークは軟式打ちで、ストロークはボールの回転量が少なめのスピード重視で、ボレーに関してはスライス回転をかけている子はほとんどいませんでした。

 

私の息子(お兄ちゃん)は、コックを外さないということが体にしみついておらずボレー・ストロークともにスライスが下手ですが、お兄ちゃんの得意なフォアストロークでは中学で硬式的ソフトテニスをさせていたので、十分な回転がかかっていて、相手を圧倒しました。(サーブも、まだまだ成長段階ですが、ずいぶん回転がかかるようになりました。)

 

硬式打ちソフトテニスが、硬式テニスをジュニアからやっている相手に十分通用することを証明したい私としては、とっても満足しています。(ペアの子は、テニス経験がない子でしたが、スマッシュが得意なようで、お兄ちゃんが後衛、ペアの子が前衛みたいな軟式的テニスでした)

 

大会はダブルスだったので、ボレーの下手なお兄ちゃんではベスト16止まりでしたが、シングルスならもう少し勝ち上がってるかなと思えるほど、ストロークの回転量では圧倒していたと思います。

 

ソフトテニス出身者でありがちなのは、やはり回転少なめのボールスピード重視のテニスをしてしまうところですね。

 

スピードを上げるとアウトが多くなりますので、アウトしないために、軟式出身の子は回転量を上げるのではなく、ボールの軌道を下げようとしてしまいます。

 

軟式打ちのロブは、硬式テニスでは、アウトになる可能性が高いのか、皆やらないようです。

 

昨日の試合ではネットすれすれのボールが行き交い、どちらかがスピードに振り遅れるか、低いところを狙いすぎてネットにひっかかるか、スピードボールに前衛が手を出せば、回転のない軟式打ちボレーがアウトするといったダブルスが展開されていました。

 

昔のウッドラケット時代とは違い、今のラケットは反発力が高く、簡単にボールが飛ばせるようになった現代軟式テニスでは、「ボールの回転」を意識したスイングは必要です。

 

もちろんソフトテニスでは、硬式ボールよりはボールが失速する(初速度は早いですけど)ので、それほどの回転をかけなくても、ラケット面が上を向かなければ、フラットでもベースライン手前でボールは落ちてきます。

 

でも、社会人ソフトテニスでは平衡陣(軟式ではダブル前衛と言いますね)を使う選手が増えており、近い将来、中学生でもダブル前衛が主流になってくると思います。(ダブルスでは、硬式でも軟式でも、選手の技術的な差がなければ、ダブル前衛が最も有利な布陣であることは絶対間違いありません。)

 

ラケットも増々性能が良くなって、軟式のボールスピードも威力も今後ドンドン上がってくるでしょう。

 

 

このようにコート内に入ってボールを打つ機会が増えれば、ボールに回転をかける硬式のようなボレーやストロークをしないとアウトが量産し、硬式打ちが当然という時代は必ずやってくるでしょう。(断言しちゃいます。ブログに慣れてきた今日の私は強気です

 

時代に遅れないようにもう硬式打ちテニスを私と一緒に始めましょう。

 

ナツでした。テニス

 

PS 私の学生時代には、もうウッドラケットはありませんでしたよ。(念のため)