最適なテンションは?
ナツです️
テンション その3ですよ
最適なテンションって何ですか?テニス愛好者にとって永遠のテーマですよね。
私も、未だに分かりません。
分からないんですが、現時点の私の見解を話していきます。
前回までに話したとおり、
テンションの違いによる反発係数は変わらない
テンションの違いによる体への衝撃も変わらない
変わるのは、「振動による音と感触」だけです。
衝撃の大きさは変わらないのですが、その衝撃の伝わりかた(感触と表現すれば良いのでしょうか?言いたいことわかりますでしょうか?)が変わるのです。
しかし、人は、このテンションの違いによる音と感触を正確に区別できません。
それは、テンションによってボールが反発する力(とばす力)や体にかかる衝撃の大きさが変わると思い込んでいることや、同じテンションでも、ボールのスピード、ラケット面に当たる位置や角度などによって、その振動による音と感触は変わるのに、同じテンションなら変わらないだろうと思い込んでいる(思いたい?)からです。
だから、人は変化する振動(音と感触)を頼りに、ボールの威力を判断しようとするわけですが、スイートスポットに当て続けることの難しい一般テニス愛好者やジュニアプレーヤーは、鈍い音と感触が頻発すると「ボールの威力がなくなった」と思い込んで(脳が勘違いして)力一杯ラケットを振るようになります。
力が入ると、スイングスピードが遅くなりますので、本当にボールの威力がなくなってしまうのです。
ここで、最適なテンションとは何か考えてみましょう。
テンションの値うんぬんの前に、最適とは何でしょう。
何に最適なんでしょう。
もう一度言います。
反発係数(ストリングがボールをとばす能力)はテンションによって変わりません。
テンション変えても、ボールスピード、力加減など変えなければ、ボールの威力は変わりません。
言い換えれば、ボールの威力を最大にするための最適なテンションの値というものは存在しません。
じゃあ、何に最適なテンションを探すの?
みなさんにとって最適なテンションって何ですか?
最適なテンションなんて見つけて、どうしたいんですか?
まだ、続きますよ。
ナツでした